親は出来る限り自分の子供と向き合わない方がいい

 長年プレーパーク運営に関わってきた、天野秀昭さん インタビューです。
引用→ http://oyamana.com/interview/amanohideaki05
部分的に抜粋してご紹介します。


◆「プレーパークでは、自分の子どもは誰かが見てくれるし。だから、自分も逆に別の子を見られる。
僕は、親子だけで子育てというのは不健康だと思ってるんです。

◆『プレーパーク』で見かける光景で、自分の子どもがよその親と関わったら、その人が自分の子どもの話をよく聞いてくれたりしてね。
そうすると、「あっ、ここは自分だけでやらなくてもいいんだ」って、親がなんだかホッとするんです

◆この経験を何度か積んでいると、「これでいいんだ」って思えるようになる。よその子相手にムリに教えるなんてしないから、その子が少し飲み込みが悪くても、「まぁ、こんなもんかなぁ」みたいに、おおらかに思ってられる

◆そういうふうに親子の解体を進めないと、子から自立しない親や、親から自立しない子が出てくる。自分の子しか見てないみたいな….。

◆で、「みんなで子どもを育てていくんだ」ってなれば、子どもは放っておいても自分で成長していくんです


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「親は自分のこどもに向き合わない方がいい」なんて
少しショッキングな見出しですが

「自分のこどもを、良く 育てよう」と、一生懸命になりすぎると

個性や その子のペースや その子が秘密にしてる気持ちに、なかなか気づけなくて

「かわいい子には旅させろ」というか、少し離れた目線で見てあげると 

その子の良さに気付けるし おおらかな気持ちになれるという意味、でしょうか。

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うちの子に、よそのお父様が言いました。

「お前、走るの速いな! うちの子に追いつける奴、そうそういないよ!」

…それ以来、本人の自慢は「かけっこがはやい」。

(実際はさておき)声を掛けてもらえて、すごく自信がついたようです。


…これは、きっと親にはできなかったと思う。
親は、走るの速いだなんて、気づきもしなかった。

 


他人がかかわることで、生まれる可能性が、必ずあると思います。




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